GP京都で使った青トロンについて
2018年3月26日 TCG全般GPに向けて青トロンを久しぶりに使ってみて気付いたこと、調整中の考えなど。
■モダン環境について
血編み髪のエルフ、精神を刻む者ジェイスが解禁され、ジャンドが大きく勢力を増やしました。
ミッドレンジ以降の速度のデッキや線の細いデッキは勝てなくなった印象で、解禁以前から完成度の高かった緑トロンやストーム、PTで強さを認知されたホロウワン、立ち位置の良い(と噂の)ボーグルやバーン、元々地力がありジェイスで強化されたUWコントロールあたりを選ぶ人が多そうかなと予想していました。
(想定)
遭遇率高:ジャンド、緑トロン、バーン、ホロウワン、ストーム、ボーグル、UWコントロール
遭遇率並:親和、タイタンシフト、集合した中隊デッキ、Zoo、他色々
遭遇率低:聞いたことのないデッキ
■カード選択(メイン)
2015年に書いた内容(http://hitakatsuki.diarynote.jp/201506192358401053/)から変わったところを主に。
MOでずっと青トロンを使っていたshoktroopaが赤緑エルドラージおじさんと化しており参考にできるリストは少なく、血編みジェイス解禁直前のもの(https://www.mtggoldfish.com/deck/939406#paper 等)が頼りです。
・歩行バリスタ/Walking Ballista
便利な時代になったものです。カラデシュすごいんだ!
不足していた複数除去やPWへの干渉手段となるのに加え、トレイリア西部からサーチできる点も優秀。
罠の橋を出された際の勝ち手段になる、序盤のサリアを綺麗に対処できる等の点も強み。
・次元の歪曲/Spatial Contortion
今まで苦手だったミシュラランドや序盤のボブ、バラル等の危険な生物を除去でき、瞬唱との相性も良好です。
ただ、デッキの他の妨害手段と違いドローやライブラリー操作が無いため、枚数が多くなりすぎると結局土地が伸びず押し切られ負け、になる場合も。
・廃墟の地/Field of Ruin
自分の土地を減らさず相手を妨害できる点がデッキの方向性と合致しており、青マナ源としてもカウントできるため、幅広い相手に対して有効。
メインボードの土地として十分な性能だと思います。
・難題の予見者/Thought-Knot Seer
トロンを揃えた後に能動的に動ける、普通に土地を並べてワームコイルを出す際にも安全確認になる、等で使い勝手の良い中堅生物です。
特に緑トロンやバーンとの対戦では手札追放が頼りになります。
バウンスやRemandとの組み合わせもあり、いつ引いても比較的活躍しますが、除去のある相手とトップデッキ対決になっている時は複数枚引くと難しい状況になることも。
・精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon
アグロやミッドレンジに対してリセットと勝ち手段を兼ねていて、通れば勝ちになるカード。奥義でライフを得られるのでバーン相手にもエンドカードになり得ます。
・約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End
ほぼカウンターされないMindslaver。
本体が止まりにくいため墓地対策の上から勝つことができます。
・絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger
緑トロンでよく使われるフィニッシャーですが、今回は緑トロンが多そうとの予想から「先にウラモグ出した方が勝つ」状況に対応するため、こちらを採用しました。
エムラと違いPath to Exile耐性が無いですが、UWコントロール相手にはPWや列柱を除去できれば最低限の仕事はするか、と割り切っています。
時間が許すならRemandを構えながら唱えたいですね。
・差し戻し/Remand
アグロやバーンに対抗したくてMana Leakを使っていた時期もありましたが、今や他にアグロに有効な除去が出てきてMana Leakの価値はかなり低いと感じます。
マリガン後の強さが全く違うことと、土地を伸ばすことがデッキにとって最重要な動きのためRemandで安定かなと思います。
・けちな贈り物/Gifts Ungiven
ウルザランドを揃えたりフィニッシャーを調達したりと柔軟な対応ができるカードで、練習の際にも何度かデッキに入れて大会に出ましたが、今回は4マナが重たく感じたため不採用にしています。
採用するのであればお供にSnapcaster Mageが必要でしょう。
・殴打頭蓋/Batterskull
昔からあるカードですが、Path to Exileに耐性がある点やカウンターを構えながらキャストできる点が様々な相手に有効だなと思いメインに採用しています。
■カード選択(サイドボード)
サイドボードについては今回、サイド後に
・エルドラージの寺院/Eldrazi Temple
・作り変えるもの/Matter Reshaper
・難題の予見者/Thought-Knot Seer
・現実を砕くもの/Reality Smasher
を入れてカウンター等を減らすという方針を取っていました。
(Blue Moon系やカウンターが必要なコンボデッキ以外に対して)
期待していた効果としては以下のような感じです。試行回数が少ないのでまだ有効かどうかはわかりませんが。
・寺院があれば少ない土地枚数で必要マナが出るので土地破壊に対して多少は耐性がつく
・Stony Silenceを置かれてもエルドラージビートで軸をずらせる
・速度の早いデッキに対して時間を稼げる
・相性の悪い相手に対して事故につけ込める
その他一般的なサイドボードで、2015年に書いてないもので重要なものというと、
外科的摘出/Surgical Extraction:特殊地形破壊と合わせて土地系コンボ対策、および墓地利用デッキ対策
あたりを試していたのですが、緑トロンにはField of RuinやGhost Quarterと揃って初めて有効な割に、決まった後もキャントリップ連打から土地を伸ばしてのWorld Breaker、ウラモグキャストが止められず負け、といったことが起きるため、相性差がひっくり返るようなものではないと感じました。
マイナーどころで言うと
・金線の使い魔/Filigree Familiar
・太陽のしずく/Sun Droplet
あたりをアグロ対策として検討してみようかなというところです。
■デッキリスト
GPの時に考えていた方向性で調整するなら、このような感じになるかなと思います。
http://docker2.deckedbuilder.com:3001/d/368238
また気が向いたらマッチアップ等書きます。
■モダン環境について
血編み髪のエルフ、精神を刻む者ジェイスが解禁され、ジャンドが大きく勢力を増やしました。
ミッドレンジ以降の速度のデッキや線の細いデッキは勝てなくなった印象で、解禁以前から完成度の高かった緑トロンやストーム、PTで強さを認知されたホロウワン、立ち位置の良い(と噂の)ボーグルやバーン、元々地力がありジェイスで強化されたUWコントロールあたりを選ぶ人が多そうかなと予想していました。
(想定)
遭遇率高:ジャンド、緑トロン、バーン、ホロウワン、ストーム、ボーグル、UWコントロール
遭遇率並:親和、タイタンシフト、集合した中隊デッキ、Zoo、他色々
遭遇率低:聞いたことのないデッキ
■カード選択(メイン)
2015年に書いた内容(http://hitakatsuki.diarynote.jp/201506192358401053/)から変わったところを主に。
MOでずっと青トロンを使っていたshoktroopaが赤緑エルドラージおじさんと化しており参考にできるリストは少なく、血編みジェイス解禁直前のもの(https://www.mtggoldfish.com/deck/939406#paper 等)が頼りです。
・歩行バリスタ/Walking Ballista
便利な時代になったものです。カラデシュすごいんだ!
不足していた複数除去やPWへの干渉手段となるのに加え、トレイリア西部からサーチできる点も優秀。
罠の橋を出された際の勝ち手段になる、序盤のサリアを綺麗に対処できる等の点も強み。
・次元の歪曲/Spatial Contortion
今まで苦手だったミシュラランドや序盤のボブ、バラル等の危険な生物を除去でき、瞬唱との相性も良好です。
ただ、デッキの他の妨害手段と違いドローやライブラリー操作が無いため、枚数が多くなりすぎると結局土地が伸びず押し切られ負け、になる場合も。
・廃墟の地/Field of Ruin
自分の土地を減らさず相手を妨害できる点がデッキの方向性と合致しており、青マナ源としてもカウントできるため、幅広い相手に対して有効。
メインボードの土地として十分な性能だと思います。
・難題の予見者/Thought-Knot Seer
トロンを揃えた後に能動的に動ける、普通に土地を並べてワームコイルを出す際にも安全確認になる、等で使い勝手の良い中堅生物です。
特に緑トロンやバーンとの対戦では手札追放が頼りになります。
バウンスやRemandとの組み合わせもあり、いつ引いても比較的活躍しますが、除去のある相手とトップデッキ対決になっている時は複数枚引くと難しい状況になることも。
・精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon
アグロやミッドレンジに対してリセットと勝ち手段を兼ねていて、通れば勝ちになるカード。奥義でライフを得られるのでバーン相手にもエンドカードになり得ます。
・約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End
ほぼカウンターされないMindslaver。
本体が止まりにくいため墓地対策の上から勝つことができます。
・絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger
緑トロンでよく使われるフィニッシャーですが、今回は緑トロンが多そうとの予想から「先にウラモグ出した方が勝つ」状況に対応するため、こちらを採用しました。
エムラと違いPath to Exile耐性が無いですが、UWコントロール相手にはPWや列柱を除去できれば最低限の仕事はするか、と割り切っています。
時間が許すならRemandを構えながら唱えたいですね。
・差し戻し/Remand
アグロやバーンに対抗したくてMana Leakを使っていた時期もありましたが、今や他にアグロに有効な除去が出てきてMana Leakの価値はかなり低いと感じます。
マリガン後の強さが全く違うことと、土地を伸ばすことがデッキにとって最重要な動きのためRemandで安定かなと思います。
・けちな贈り物/Gifts Ungiven
ウルザランドを揃えたりフィニッシャーを調達したりと柔軟な対応ができるカードで、練習の際にも何度かデッキに入れて大会に出ましたが、今回は4マナが重たく感じたため不採用にしています。
採用するのであればお供にSnapcaster Mageが必要でしょう。
・殴打頭蓋/Batterskull
昔からあるカードですが、Path to Exileに耐性がある点やカウンターを構えながらキャストできる点が様々な相手に有効だなと思いメインに採用しています。
■カード選択(サイドボード)
サイドボードについては今回、サイド後に
・エルドラージの寺院/Eldrazi Temple
・作り変えるもの/Matter Reshaper
・難題の予見者/Thought-Knot Seer
・現実を砕くもの/Reality Smasher
を入れてカウンター等を減らすという方針を取っていました。
(Blue Moon系やカウンターが必要なコンボデッキ以外に対して)
期待していた効果としては以下のような感じです。試行回数が少ないのでまだ有効かどうかはわかりませんが。
・寺院があれば少ない土地枚数で必要マナが出るので土地破壊に対して多少は耐性がつく
・Stony Silenceを置かれてもエルドラージビートで軸をずらせる
・速度の早いデッキに対して時間を稼げる
・相性の悪い相手に対して事故につけ込める
その他一般的なサイドボードで、2015年に書いてないもので重要なものというと、
外科的摘出/Surgical Extraction:特殊地形破壊と合わせて土地系コンボ対策、および墓地利用デッキ対策
あたりを試していたのですが、緑トロンにはField of RuinやGhost Quarterと揃って初めて有効な割に、決まった後もキャントリップ連打から土地を伸ばしてのWorld Breaker、ウラモグキャストが止められず負け、といったことが起きるため、相性差がひっくり返るようなものではないと感じました。
マイナーどころで言うと
・金線の使い魔/Filigree Familiar
・太陽のしずく/Sun Droplet
あたりをアグロ対策として検討してみようかなというところです。
■デッキリスト
GPの時に考えていた方向性で調整するなら、このような感じになるかなと思います。
http://docker2.deckedbuilder.com:3001/d/368238
また気が向いたらマッチアップ等書きます。
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